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ピラミッドストラクチャ―の留意点

ピラミッドストラクチャーで考える際の留意点です。

ミラミッド構造をつくる為には、まず「何について考えるべきか?」を明確にします。

 

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(何について考えるべきか・・・)

 

そして、それに対する答えが結論になります。

論拠の1と2を考えれば、求める結論が出せるだろうと考えます。

そして、その論拠を支える事実を集めていきます。

 

一度すべて集めると、「論拠は結論の『なぜ?』に答えるものなのか?」「集まった事実は、その論点の『だから何?』に答えるものなのか?」という事を見ていき、階層を何度も上下していくことになります。

 

その際に気を付けることは、「論拠は事実を寄せ集めただけにしない」という事です。事実集めた結果、どのような論拠を導き出すか?という事はしっかりと考え抜かなければなりません。

 

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また、上から下で「だから何?」を求める際には、集めた事実が不十分で、「主張が強引ではないか?」と取られるリスクがあります。そのような場合には、「どのような事実を集めることによって、その主張は納得できるものに変わるだろう?」と考え、実際にその事実を加えるために行動していくことが求められます。

 

頭の中で考えるだけではなく、主張を実際にピラミッド構造に置き換えて、論点を整理していく事は非常に重要ですね!

 

筆者自身、財務分析は深く分析したり、思考したりする事が多いですが、社長にそのまま伝えても上手く利用はしてもらえません。そこから導かれる結論はどのようなものか?をブラッシュアップして、経営者に経営に活かしてもらえるような財務分析や提案を行えるようにする為にこのツールは使い倒したいと思います。